2023年5月31日
台湾基本情報②~台湾は食の宝庫!その②~
■台湾は食の宝庫!その②
このシリーズでは台湾の『食』について掘り下げています。
今回はその②です!
■台湾の野菜といえば
台湾では米も非常に多いですが、野菜も豊富にあります。
日本にある野菜は概ね有ります、特に印象的な野菜は空心菜、水連、冬瓜、長ネギ、にんにく、生姜、キャベツ、ほうれん草、さつまいもの葉などです。
空心菜、水連などは食感がシャリッシャリで独特でとても特徴があり、美味しいです。
長ネギもとても有名で、ネギ料理がとても多いのですが、日本で言う『万能ねぎ(小口ねぎ)』というのは、台湾ではあまりみかけません。
キャベツも甘みがあり、にんにく、生姜料理もとにかく多い印象があります。
■台湾のお茶と言えば
2016年に南部の高山の地域の那瑪夏(na-ma-xia)という標高1500m以上の場所にファームステイに行きました。
とても綺麗な山々の見える場所でお茶畑、珈琲畑を見ることが出来ました。
それより、今でも鮮明に覚えているのが、道中ですね。
訪問した1か月位に大雨で土砂災害が起きたばかりで、道路が臨時道路になっており、
ガードレールが無く、崖から落ちたら本当に死んじゃうな・・・という恐怖感を抱きながら車で連れて行ってもらいました。
しかも携帯の電波も無いし。
今でも、その地域に行ったことが有るよ!と台湾で話すと
『そんなところに何しに行ったの!?』ととても驚かれます。
図で書くとこんな感じですね。
行きと帰りは本当に息を呑む時間が長すぎましたが、
とても貴重な経験が出来ました。
お茶には機械収穫と手摘み収穫があり、機械収穫だと細かい小枝なども含まれることが多くあり、雑味が多くなりがちですが、一般的には機械収穫が多いです。
しかし、訪れた農園はすべて人の手で収穫しており、
若い葉だけを収穫しており、収穫のこだわりもとても強く感じました。
それ以降、お茶を買う際には産地だけでなく、機械収穫か手摘みか?
なども気にするようになりました。また、お茶で重要な発酵度合いも色々異なりますね。
お茶も非常に奥が深いものです。
台湾には鉄観音茶、凍頂烏龍茶、東方美人茶等々たくさんなお茶の種類があります。
お茶は飲む人の好みによって味の好みが分かれます。
また、高い山で収穫されるものは『高山茶』などとも呼ばれます。
訪れた時は、ちょうど収穫時期だったので、新茶の飲み比べを行いました。
これも産地ならではの経験が出来ました。
■台湾にはその他にも、たくさん!
龍眼(りゅうがん)という木の実?が台湾には非常に多く有ります。
この龍眼の木の花の蜜を吸った蜂蜜が龍眼蜂蜜です。
また、ライチも非常に多く有り、ライチ蜂蜜もあります。
いずれもとても香り高く、濃厚で日本のアカシア蜂蜜とは全く異なる味わいです。
純天然100%の蜂蜜も多く有ります。
2016年には、高雄市の養蜂農場で蜂蜜の収穫体験をさせてもらいました。
農場の彼は、無防備で巣箱を持ちますが、『刺されないの?』との私の問いに対しては、
『基本大丈夫、だけど年に数回刺されるよ』と言われ、私も巣箱を持たせてもらいましたが、防御は顔だけでしたね 笑
結果、刺されずには済みましたが、収穫前に蜜蜂が興奮しないように、燻煙のような煙を巣箱に吹きかけて、蜜蜂をおとなしくさせるそうです。そうして、蜂蜜を収穫するようです。
■台湾の珈琲
お茶畑に行った際に同時に珈琲農園も訪れる事が出来ました。
珈琲の生豆は見たことがありましたが、実としてなっているのを
見るのはもちろん初めてでした。
収穫から生豆までの出荷の流れについても教えてもらう事が出来ました。
これも那馬夏での出来事です。
実は台湾産の珈琲豆は多くはありませんが、
少量の生産があります。これも、標高が比較的高い山で栽培されています。
お酒に関しては、台湾ビール、台湾ウイスキー(Kavalan)、高粱酒(gao-liang-jiu)等台湾産お酒もとても充実しています。
特に台湾ウイスキーのKavalanは世界のウイスキーコンテストでたくさんの受賞を獲得するなど、とても世界的にも注目度の高いウイスキー工場です。
高粱酒は『高粱』というモロコシ系の原料から作られます。
アルコール度数は50℃を越えるものが多いです。
実は台湾ではスコッチウイスキーの輸入が世界4位(金額ベース)という位、ウイスキーを好んで飲む人が多いです。
もちろん、お酒を飲まない人も居り、ビジネスパートナーと夜食事をする際に日本だと
『夜の食事=お酒も一緒』となりがちですが、台湾ではそうではありません。
『今日は食事をしながら、お酒を飲もう!』という会話が多いかもしれません。
お酒を飲まない人はお茶を飲んで、同じ席で一緒に食事をする機会がとても多いです。
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