相手(競合)はどこの誰?
2023年11月25日
今回は、相手(競合)は誰なのか? という、
当然ながら避けては通れない分野について掘り下げていきます。
競合が居ない商品やサービスを創り出すことは、
ほぼ不可能に近いのではないでしょうか?
それは、この世に存在しないモノ、コト、サービスなどを作り上げないと不可能という事です。
なので、常に考えなければならないことは、
『如何に競争に巻き込まれないようにすべきか?』 という部分に尽きます。
競争が0というのは、この世に存在しないものを創り上げる事です。
これは難しいので、考え方としては『競合がやっていない事に取り組む、競合がやっていないアプローチ(切り口)で取り組む』などという手法が現実的かと思います。
今回は 競合に出来るだけ巻き込まれないようにするにはどうすべきか?
について考えてみたいと思います。
まずは、『競合(相手)を知る』ということが重要です。
この関係性については、以前『3C分析とSWOT分析』でも書きましたが、
下記の関係性を前提とします。
ここで重要になるのが、
自身(自身や自社の事業、商品及び役務サービス)と
相手(競合、顧客)との関係性を分析する事です。
相手が居て、自身が有る事なので、その相手(競合、顧客)と自社の関係性を考えます。
顧客については、対消費者である場合(BtoC)、
対法人である場合(BtoB)によって顧客対象が異なります。
また、対象顧客が自社のエリアのみなのか、
またはグローバルまで範囲とするのかによって競合相手も大きく異なります。
すなわち自社のビジネスモデルによって千差万別という事が言えます。
上記については、「3C分析とSWOT分析」を参照してくださいね。
(↓画像をクリックで記事に飛びます。)
そもそも戦ってしまうと、体力を消耗してしまうので、できるだけ戦わず、
すり抜けるのが最善ですが、そうもいかないので、まずは相手(競合)をしっかり分析してから、 新しいことを始めるのが良いですね。
その為にも『選ばれ続けるためにブランドづくり』というのが必要になります。
また、顧客との接点というのもより一層増やさなければなりません。
コロナ禍や昨今の様々な外的要因の変化から、昨日まで競合じゃなかった企業やモノが突然競合になったり、今まで分野違いで、競合になったことがなかった企業が突然競合になったり・・と いつ競合が登場するかは分かりません。
その為にも、常に『変化』というのは重要になります。
では、なぜ『変化』が必要なのでしょうか?
それは、顧客のニーズの『変化』や競合の『変化』が絶えず発生するからですね。
なので、自身が『変化』が出来ないと、直ぐにその市場や商圏を失ってしまいます。
例えば旅行会社のH社は、そば店を新たに開業しました。
小売業のD社は、外国では食品スーパー以外にもフードコートの運営などの飲食業を展開しています。
ドラッグストアのM社は、外国では日本では売っていない日本の土産商品などを販売しています。
小売業のM社は、日本ではホテル事業も手掛けています。
これらはほんの一例ですが、以前まで競合でなかった企業が、
将来競合になるというのは 十分あり得る話ですね。
常に情報収集というのは欠かせず、行いたいものですね。
そして、インターネットで得られる情報はもちろんですが、実際に足を使った 情報収集という、現地でしか知りえない情報や、
自身の直感なども競合と競争しないための 重要なことかもしれませんね。