パーパス(存在意義)について②
2023年5月31日
「パーパスその②」では本来、各事業のパーパスの説明になりますが、ちょっと複雑になってくるため、
分かりやすい事例をここでご紹介します。
※「パーパスその①」は こちら
当社では創業以来『包装パッケージ企画・販売事業』に取組んできました。
この事業の中では、お客様の個別の案件に合わせた『別注品』を制作をさせて頂く機会が多く有り、
その他にも製造メーカーが元々保有してる『既製品』の販売をする機会がありました。
当社の自社商品であるプライベートブランド商品というのは2020年夏までは保有していませんでした。
2020年といえば、そうコロナ禍突入の年でしたね。
きっかけは2020年4月の政府による緊急事態宣言下の時に、
飲食店が軒並み営業自粛要請を出されていた際に、札幌市の主要道路である国道36号線を昼間に通る機会が有り、
周囲を見渡すと誰も歩いていない中、お店の軒先ではコックコートやエプロンを付けた方々がテーブルを並べて、
お弁当を販売している光景を目の当たりにして、『自社で出来る事は無いか?』と考えました。
元々、メーカーの既製品自体の取り扱いはあるので、『テイクアウト容器を販売』というのは元々やっていた事でしたが、ここにテイクアウトに馴染みのない日本に於いて、課題解決出来る事は無いか?
と検討した結果辿り着いたのが、『ラーメンやスープカレーをテイクアウトするときの汁漏れの課題を解決』という考えでした。
ちょうど2020年1月に台湾に訪問した際に、現地製造メーカーから提案された『液漏れ防止仕様』を日本の市場向けに製造委託先と協議し、開発して完成したのが当社の自社の初めてのプライベートブランド商品となる、
『おうちでかんたん®』というテイクアウト容器です。
■『おうちでかんたん®』とは?
ロック機能・液漏れ防止機能付き、電子レンジ対応の
テイクアウト&フードデリバリー向けプラスチック製食品包装容器です。
この事業は『包装パッケージ企画・販売事業』の新たな取組として行いました。
なぜ行うか?(存在意義)については、上記記載の部分です。
この商品のプロモーションは主にWEB広告で行いました。
取引がほぼ新規取引のお客様ばかりなのでそもそも当社の事を知らないですし、
『おうちでかんたん』という容器を取り扱っている会社』という認識のお客様がほとんどです。
もしかしたら、今でもそうかもしれませんが、この取引をきっかけに、リプロールが取り組んでいる
様々な事をお客様にお伝えしています。
ここを『リプロール』というワードでは無く
『Reproall packaging』というワードをなぜ入れているか?については、
事業戦略ブランディングの具体的な手法になりますので、この部分については、また別途ご紹介いたします。